「まずは、立つ」から始まった6年間
- 由香 吉野
- 6 日前
- 読了時間: 3分
この週末は久しぶりに
息子の試合を観に軽井沢へ。
「どうすれば上手くなりますか?」
これは、息子が小学生のときに私が向き合った最初の問いでした。
アイスホッケーの選手として
少しずつ意識がはじまり
私たちはとにかく手探り。
そんなとき先輩にとびぬけて上手な子がいた。
あんなプレーができたらいいなあと
いつしか憧れて。
今も大学で大活躍している彼のお母さんに
その当時聞いてみたんです。
「どうしてあんなに上手くなったんですか?」

そこで教えてもらったのが、
北海道のある指導者の存在でした。
そこで教わったのは、
すごくシンプルなこと。
「毎日、10分でいいから氷の上に立て」
スケート靴と足が一体化するまで。
まずはそこからだったんです。
アイスホッケーは
滑りながらシュートをする複合競技だから
滑りに気を取られていては
シュートすることはできないんです。
誰に習うのか、とても大切だった瞬間。
靴ひもの通し方一つからしても
違っていた。
足首を最大限に使うためのひもの通し方がある。
ここは緩めて、ここは締める。
全て意味がある。
ネットで出回っているような情報は
全部違っていた。
さらに
エッジへの体重のかけ方。
スタートダッシュのやり方。
最速でトップスピードまでもっていくスキル・・。
目からうろこの指導法に
ふれることができた。
当時私はまだ病院で働いていて、
息子を学校まで迎えに行き、
そのままリンクへ直行する毎日。
自分の時間なんてどこにもない、6年間だったけど
積み上がったのは「結果」ではなく、
日々の地味な「基礎の反復練習」と「正しい進め方とスキル」でした。
息子は今、東北でプレイヤーとして
少しずつですが自分の道を歩いています。
もう、あの頃の話をすることもありませんが
足元にはあの時間が、今もちゃんとある。
私はそう思っています。

私が写真講座で伝えたいのも、まさにここ。
どんな表現も、土台となるのは
「基礎」と「反復」
何度も何度も繰り返し繰り返し。
この基礎がわかれば いくらでも上に積み上げることができる。
SNSの世界はきらびやかで、
ふわっとして見えるけれど、
ほんとうに力になる写真スキルは、
見えない時間の中で育ちます。
毎日5分でもいい。
写真を見て、添削してもらって、気づいて、また撮る。
それを繰り返すうちに、自分の目と手がつながっていきます。
12月スタート生に向けて、
そんな準備を、私も少しずつ始めています。
お教室の先生のためのスマホ写真講座。
次期12月の募集はまだですが
ありがたいことに
すでに申し込みが始まっています。
ひと足先に気になる方は体験会へどうぞ。
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