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岸川さんちの器

更新日:7月3日



店主よしのです。



「お互いギリギリの生活ですよね、遠いところありがとう」

そういうメッセージをいただいたのには訳があります。



先日、弾丸日帰りで長崎県諫早市の

『伸明窯』、岸川明美さんの元へ行ってきました。



7月13日(土)より始まります

企画展『愉しさの中に』の作品のため。



数年前、岸川さんの器を奇跡的にも

1枚だけ手にすることができ

そこから7月の企画展へのご参加にお声をかけさせていただき

やっと実現にむけてスタートしました。



今はネット通販が主流となり

どこにいても、誰のものでも簡単に

翌日には手元に届く、そんな時代ですが


岸川さんの作品のほとんどは

長崎県内の近隣の場所のみで

他では手にすることは出来ません。



便利さだけを追求するのではなく

少しアナログな部分もあってこそ

人の手から生み出される作品は

価値があるのかもしれません。



今回はそんな貴重な機会を与えていただき

岡山でご紹介できること自体が今でも夢のようで

楽しみでなりません。





伸明窯と明美さんと生徒さん


住宅街の中にある緑豊かなご自宅兼教室、

そこに伸明窯はありました。



【伸明窯】

伸明窯の伸は旦那さま、伸一さんの伸。

伸明窯の明は明美さんの明。

窯はね、主人が用意してくれたのよと

嬉しそうに話をしてくださいました。




「毎日2窯焼かないと間に合わないの』

休みなく続く窯焼き。


なんと!毎日、2窯も。

小さくて華奢な身体の明美さんの

どこにそんなパワーが湧いてくるのか?



そんな明美さんの元には

明美さんから教わりたい生徒さんが

毎日のように通われて

素敵な作品を作っていく。


お1人、数枚だから

窯入れも毎日なのだ。なるほど、そういうことか。



明美さんとのお話の中に

優しい旦那さまの伸一さんのこと

息子さん、息子さんのお嫁さん、お孫さん

また、ご自宅のご近所の方々のことと

生徒さんへの感謝の言葉がよく出てくる。



家族の協力がないと

ここまで頑張れなかった。

感謝しきれない‥そんな涙もろい明美さん。



総勢150名にもおよぶ生徒さんは

現在もリアルで

アクティブな人数ときいて驚いた。

長い方は30年以上通っていらっしゃる。



明美さんの作る器は

もちろん明美さんしか作れない。


何が違うの?

それはきっと見ればわかる、使えばもっと欲しくなる、

誰にも真似できない魂が入った唯一無二の器なんです。



また小さな身体を動かす原動力は

楽しいおしゃべりと

明美さんのうつわを心待ちにしてくれているお客さまと

陶芸教室の生徒さんのパワー。



あと5年で陶芸を辞めちゃうかも

5年頑張れるかしら‥という明美さんの側で

旦那さまの伸一さんのそっと見守る姿。


お互いギリギリの生活と言う言葉も

納得のいく毎日の生活。



そんな中でも

陶芸を辞めないでほしいという

生徒さんの切実な言葉が

できることなら、

ずっとずっと届いてほしいと思いました。



『わざわざ岡山からきてくださって、

私の器のどこがいいと?わからんとよ』


そんな明美さんだからですよ

明美さんじゃなくちゃいけない、

そんな生徒さんが今日もドアを叩く。






自分で作ると決めてから32年のうつわ作り


「毎日ごはんを作るように、その料理をのせる器も自分で作りたい」

そんな発想から陶芸を始めて32年。



陶芸に出会うまでは

趣味で紙粘土細工を楽しまれていたと伺いました。



しかし、どんなに上手に作れても

水洗いして繰り返し使う事ができないもどかしさから

40歳のときに陶芸の道へ。



独学ゆえの苦労もたくさん。


しかし持ち前のフットワークの軽さで

ようやく見つけた「作る、使う、使ってもらえる」が揃った器。


気負わず使える普段使いの器。

すこしのいびつさも、何も気になりません。



「岸川さんちの器」

1冊の本の中には、たくさんの器がのっています。


その本の中には

これから陶芸を始める方へのエールが書いてあったり

作り方も書いてあります。



展示会中はいつでもパラパラと

ページがめくれるように店内に置いておこうかと思っています。


上手下手じゃなく

使う人のことを想いながら作りたい。

そんな明美さんの器をどうぞ見に来てください。



皿うどんを初めて食べるの巻


早朝、岡山を出発

新幹線を乗り継いで11時にご自宅へ到着した。


「お腹すいたでしょう?

皿うどんを用意してるから作るね」


恥ずかしいことに

今まで一度も食べたことがない皿うどん。


人生初の皿うどんを

明美さんにご馳走になる。

熱々の大盛り、てんこ盛りの皿うどん。




今まで、かまぼこだと思っていた色鮮やかなのは

はんぺんだと教えてもらい


テレビなどでよく見かける皿うどんが

目の前に用意されて

気分は最高潮。


その合間の明美さんとの会話も

興味深いものばかりで

岡山に帰ってきた今でも少しハマり気味。



また時間に追われる毎日でも

伸一さんは午後からドラムの練習に行くと言うし

明美さんは夜、携帯の加工アプリの使い方を習いに行くと教えてくれた。

なんという行動力。


生活を楽しむことに

常に全力で前向きなお二人。

見習わなければならないことばかりでした。




さいごに


企画展『愉しさの中に』

2024.07.13(土)-08.12(祝月)

11:00-17:00


参加くださる作家さま


・伸明窯(長崎県)→ インスタグラム


・ひつじのてしごと(滋賀県)→インスタグラム


・岡崎順子(福岡県)→インスタグラム


・中川夕花里(岐阜県)→インスタグラム


・マノメタカヒロ(茨城県)→ インスタグラム


・小黒ちはる(岐阜県)→インスタグラム



展示会に関しては

改めてお知らせします。

順番に少しずつご紹介していきますので

楽しみにおまちください。
























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